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JIS X0213:2000 制定
「新JIS漢字」JIS X0213:2000 「7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化拡張漢字集合」は、 2000年1月20日に、正式に日本工業規格として制定され、
官報公示されました。これは、エスペラント字上符文字も含んでいます。
JIS X0213:2000の中のShift_JIS X0213符号化方式に基づいたフォントを紹介します。なお、このフォントの中のエスペラント字上符文字は全角しかなかったので、他のラテン文字とのバランスを良くするために、私から作者へ依頼をして、半角のエスペラント字上符文字のフォントも作っていただきました。
Shift_JIS X0213符号化方式に基づいたフォントを入手したい時は、ここをクリックしてページ移動してください
このフォントは、従来のShift-JIS符号化方式のソフトで使用可能となってます。Windowsであれば、メモ帳や秀丸エディタ、Macであれば、SimleTextやJeditなどShift-JIS符号化方式に対応しているソフトで使用可能です。
なお、豆腐の形などの文字化けになった場合には、その部分をドラッグして、フォントでShift_JIS X0213符号化方式に基づいたフォント(Habian, Kandataなど)を指定すれば、文字化けは直ると思います。それから、JIS X0208と機種依存文字しか受け付けないソフトでは使えませんので、ご注意ください。
特に、古いシステムを使っていて、Latin-3 (ISO-8859-3)
や Unicode の設定がうまくいかなくて、字上符文字がうまく出力できないで困っている方は、このShift_JIS
X0213符号化方式に基づいたフォントも是非お試しください。具体的な使い方は、ここを参考にしてください。お試しになった結果をお知らせいただいたら、追加情報としてこのページに載せていこうと考えています。
なお、わたしのMac環境はMac OS 8.1ですが、Mac OS 8.6でもうまくいくようです。Mac
OS 9以上の場合であれば、ATOK13の文字パレットではうまくいきますが、ことえりの文字パレットではうまくいかないようです。これは、Shift_JISから徐々にユニコードによる文字出力へシステムが移行しつつあるあらわれと思います。
Latin-3 (ISO-8859-3) や Unicode を使える方にとっては、このフォントは、JIS X0213:2000の文字集合、つまりこの中の文字で、Unicodeで採用が未定もしくは採用されない文字とエスペラント字上符文字を併用する場合には有効と思います。
なお、通信の場合は、相手方も同じシステムを持っている必要があるので、特に外国を相手にする場合は難があると思います。国内で使う場合に限られると思います。
このフォントでTTT-pagxoを作成の際は、タグを<meta http-equiv="Content-Type"
content="text/html; charset=Shift_JIS(;
charset=shift_jis; charset-edition=2000; charset-extension=x-0213)">として作成します。
ブラウザは、Netscape
3.x や 4.x 等とすれば、正常に画面出力できます。(エンコードをシフトJISとし、)フォントをShift_JIS
X0213符号化方式用フォントとする設定だけで済みます。
また、iCabというマック用のブラウザがありますが、これも同様のやり方です。これは、メモリが少なくて済むブラウザですので、特にパフォーマンスの悪いマックにはお勧めです。
なお、Internet Explorerでは、 ・ (Windows)や
? (Mac)となって字上符文字は表示されませんのでご注意ください。おそらく、JIS
X0208と機種依存文字は受け付けるが、JIS X0213の新しい文字コードは受け付けない仕組みになっていると考えられます。Netscapeも6になると、Shift_JIS
X0213フォントを受け付けなくなりました。
実際の使用例として、私が作ったTTT-pagxo(アイヌ語用新カタカナ文字及びエスペラント字上符文字の混在文)をご覧になってください。画面出力したり、印刷出力するためには、必ず、Shift_JIS X0213符号化方式対応フォントをインストールする必要がありますので、ご注意ください。自分でこのフォントを使って、文書、TTT-pagxoを作る際には、文字コード表で一字ずつ入力することもできますが、秀丸エディタなどの置換機能を用いれば、gx,hx,jx,sx,ux等の代用文字の変換も容易に行えます。この作業を終えてから、Shift_JIS X0213符号化方式用フォントが文字化けしないホームページ作成ソフト「Netscape 4.7付属のComposer」などへ、出来上がった文書をコピー&ペーストして、TTT-pagxoを作成します。
JIS (JIS
X0213) コード表
エスペラント字上符文字関係
エスペラント字上符文字は、過去に制定された
JIS X0212-1990「補助漢字」の文字セットの中でも、「ダイアクリティカルマーク付き(サーカムフレクスアクセント付き、及びブレーブ付き)ラテンアルファベット」ということで導入されていますが、これをサポートしているソフトは、皆無でした。
しかし、Windows98などからのUnicodeに対応可能なOSソフトでは、JIS X0212を、符号化文字集合というコードも含めた形ではないですが、Unicodeの収録文字として、JIS X0212の文字集合全体つまり文字自体すべてをサポートしてます。なお、このJIS
X0212の参考1表1に、この字上符文字はエスペラント語でのみ使用されていると記述されています。
今回制定されたJIS X0213:2000にも「サーカムフレクスアクセント付き、及びブレーブ付き拡張ラテン文字」ということで、エスペラント字上符文字が採用されています。これは、Unicodeの立場で見ると、エスペラント字上符文字に関して言えば、Unicodeの収録文字として、JIS X0213の文字集合つまり文字自体の中のエスペラント字上符文字のサポートを再度確認したことを示しています。
なお、JIS X0213とJIS X0212との大きな違いは、エスペラント字上符文字に関していえば、X0213でShift-JIS符号化方式も扱うことが可能になったということだと思います。しかし、WindowsやMac
OSなどはUnicodeに傾いているし、従来のJIS規格 (JIS X0208)
にはないメーカ各社独自の「機種依存文字」との互換性の問題もあるので、Shift_JIS
X0213符号化方式をMicrosoftやAppleなどの有力メーカがサポートする可能性は低いと思われます。
今後は、MicrosoftやAppleなどを中心に、Unicode対応のソフトが主流となっていくと思われます。当然、今後、WindowsやMac
OSは、エスペラント字上符文字については、「従来のJIS規格 (JIS X0208)
+ 補助漢字(補助漢字の扱いはWindowsのみ)」による出力から「ユニコード」による出力という扱いが中心となると思われます。
こういう流れに対し、2001年現在は、超漢字というB-TRONシステムやこのShift_JIS X0213符号化方式対応フォントのように有力企業の論理でないやり方で字上符文字を扱うシステムがあります。
また、文字鏡フォントを用いれば、Windows・MacOS・UNIXの各OS環境で字上符文字を扱うことができます。また、GT書体を用いても、Windows、Mac
OS、超漢字で扱うことができます。しかし、これらは、手軽に多漢字環境を構築するのを目指したプロジェクトであり、フォントの切り替えで実装しているので、検索時の使い勝手等で問題となる可能性があります。
面 | 区 | 点 | GL16進数 | EUC16進数 | シフトJIS16進数 | 国際符号化文字集合 | 日本語ブロック名 | 日本語文字名 | 国際ブロック名 | 国際文字名 | |
1 | 10 | 57 | 2a59 | aad9 | 85d7 | 0108 | 拡張ラテン文字 | サーカムフレクスアクセント付きC |
|
LATIN EXTENDED-A | LATIN CAPITAL LETTER C WITH CIRCUMFLEX |
1 | 10 | 58 | 2a5a | aada | 85d8 | 011C | 拡張ラテン文字 | サーカムフレクスアクセント付きG |
|
LATIN EXTENDED-A | LATIN CAPITAL LETTER G WITH CIRCUMFLEX |
1 | 10 | 59 | 2a5b | aadb | 85d9 | 0124 | 拡張ラテン文字 | サーカムフレクスアクセント付きH |
|
LATIN EXTENDED-A | LATIN CAPITAL LETTER H WITH CIRCUMFLEX |
1 | 10 | 60 | 2a5c | aadc | 85da | 0134 | 拡張ラテン文字 | サーカムフレクスアクセント付きJ |
|
LATIN EXTENDED-A | LATIN CAPITAL LETTER J WITH CIRCUMFLEX |
1 | 10 | 61 | 2a5d | aadd | 85db | 015C | 拡張ラテン文字 | サーカムフレクスアクセント付きS |
|
LATIN EXTENDED-A | LATIN CAPITAL LETTER S WITH CIRCUMFLEX |
1 | 10 | 62 | 2a5e | aade | 85dc | 016C | 拡張ラテン文字 | ブリーブ付きU |
|
LATIN EXTENDED-A | LATIN CAPITAL LETTER U WITH BREVE |
1 | 10 | 63 | 2a5f | aadf | 85dd | 0109 | 拡張ラテン文字 | サーカムフレクスアクセント付きC小文字 |
|
LATIN EXTENDED-A | LATIN SMALL LETTER C WITH CIRCUMFLEX |
1 | 10 | 64 | 2a60 | aae0 | 85de | 011D | 拡張ラテン文字 | サーカムフレクスアクセント付きG小文字 |
|
LATIN EXTENDED-A | LATIN SMALL LETTER G WITH CIRCUMFLEX |
1 | 10 | 65 | 2a61 | aae1 | 85df | 0125 | 拡張ラテン文字 | サーカムフレクスアクセント付きH小文字 |
|
LATIN EXTENDED-A | LATIN SMALL LETTER H WITH CIRCUMFLEX |
1 | 10 | 66 | 2a62 | aae2 | 85e0 | 0135 | 拡張ラテン文字 | サーカムフレクスアクセント付きJ小文字 |
|
LATIN EXTENDED-A | LATIN SMALL LETTER J WITH CIRCUMFLEX |
1 | 10 | 67 | 2a63 | aae3 | 85e1 | 015D | 拡張ラテン文字 | サーカムフレクスアクセント付きS小文字 |
|
LATIN EXTENDED-A | LATIN SMALL LETTER S WITH CIRCUMFLEX |
1 | 10 | 68 | 2a64 | aae4 | 85e2 | 016D | 拡張ラテン文字 | ブリーブ付きU小文字 |
|
LATIN EXTENDED-A | LATIN SMALL LETTER U WITH BREVE |
注)UCS(国際符号化文字集合)は、国際規格ISO/IEC 10646に基づき世界中の文字を32ビットで一文字を表すしくみのことを言います。表の数値は、16進数です。また、1991年にISOとUnicode Consortiumが、ISO/IEC 10646とUnicode は統一することで合意することになりました。エスペラント字上符文字に関しては、ISO/IEC 10646とUnicodeの文字コードは同じとなってます。
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