JEI 点字データ保管庫について
[日本語]
日本エスペラント協会(JEI)では、視覚障がい者支援として、機関誌の点訳版や音読版の発行をしています。
また、エスペラント関連の点字データファイルの中で、ロゴス点字図書館では保存できない点字データファイルで、国内用のBES形式の点字データファイルについては、当協会の「点字データ保管庫 (国内向け)」に保存しています。また、(日本語を取り除き)海外向けにNABCCコード(拡張子BRL)に変換した点字データファイルについては " Brajloj en Esperanto "に保存しています。 (NABCC = North American Braille Computer Code: 北米点字コンピュータコード)
なお、晴眼者(視覚障がい者でない人)がソフトを使って点字ファイルを墨字(点字ではないふつうの文字)で読むには、NABCCコードファイル(拡張子BRL)は、文字化けする部分もありますが、Windowsに標準で付いている「メモ帳」のようなテキストエディタで読むことができます。これに対して、BES形式ファイルについては、「T・エディタ」のようなソフトを使用すると墨字にして読めます。また、IBM が過去に提供していた「Win-BES 99」というソフトを Wayback Machine で入手しても読めます。
「T・エディタ」にある「表示」→「墨字」の機能を使えば、文字化けをしたり、記号類などで点字の部分も残りますが、墨字で読むことができます。「Win-BES 99」の方は、「表示」→「カナ」、「英字」の機能が使え、こちらも墨字で読むことができ、また、NABCCコード(拡張子BRL)のファイルなどを、BES形式ファイルと同様に保存することもできます。しかし、「Win-BES 99」は、Windows11になってからは、そのままでは6点の点字表示ができなくなりました。64ビットPCになってから、そういう風になることもあるようです。
NABCC (North American Braille Computer Code) コードについて
Computer Braille Code
Computer Braille Code (2000) — (for reference only)
BRAILLE COMPUTER NOTATION (2006)
「NABCC(北米点字)コード」
このコードは、ASCIIコードと点字のパターンの対応を定めた規格となっています。
これで作った点字ファイルをメモ帳で開くと、画面にこのコードが出力されます。
このコードで作られた点字ファイルには、上記の「拡張子BRL」の他に、日本でよく使われる「拡張子BSE」のファイルもありますが、プログラミング処理でよく使われます。エスペラント字上符文字の代用表記であるCXGX式の文字を、自動点訳した部分を、 エスペラント独自の字上符文字の点字に変換する際にも、このBSEの点字ファイルでプログラミング処理しています。
点字データ保管庫(国内向け、日本語版ページ。BES形式のデータファイルを保存)
Brajloj en Esperanto (海外向け、エスペラント版ページ。NABCCコード(拡張子BRL)のデータファイルを保存)
ピンディスプレイ
点字ディスプレイを使うと、点字データファイルの内容を点字で表示することができます。