新聞記事6「『国際語』で姉妹交流さらに −エスペランチスト2人、ロシアから」
Artikolo 6
エスペラント語の意義について話すチタエフさん(中央)とシピロフさん(右)
1998年10月10日(土)北海道新聞函館版 20面
「国際語」で姉妹交流さらに 函館
エスペランチスト2人、ロシアから
国際共通語としてエスペラント語を広めようと、17、18の両日、苫小牧市で開かれる北海道エスペラント大会の来賓としてウラジオストクから来日したロシアのエスペランチスト2人が9日、姉妹都市である函館を訪問した。11日まで滞在し、日本ユーラシア協会函館支部を訪ねたり、市民とのミニ交流会を開く。
ロシア国立極東工業大学助教授のアレクサンドル チタエフさん(46)と同大学上級講師のアンドレ シピロフさん(28)で、ともに函館は初めて。2人は「エスペラント語を通じ、北海道と極東ロシアの交流を築いていきたい」と抱負を述べ、函館の印象について「風景がウラジオストクに似ている。文化や経済などの情報を持ち帰りたい」と話していた。
交流会は、10日午後3時から、民宿のんのん(市内大手町7)で開かれる。ロシア国立極東大学函館校のセルゲイ アニケイエフ副校長(43)も加わり、エスペラント語の紹介や、姉妹都市として互いの文化などについて話し合う。
参加費は、千円。問い合わせは函館エスペラント会代表の岩井さん TEL 0138-46-1900へ。