新聞記事12「エスペランチスト集う −ロシア人と交流深める」
Artikolo 12
エスペラント語で交流するシピロフさん(左から2人目)
1998年10月16日(金) 北海道新聞小樽版 20面
エスペランチスト集う
ロシア人と交流深める
道エスペラント連盟(星田淳委員長)の招きで来道中のロシア ウラジオストク市のエスペラント同好会「パツィフィコ」の会員とエスペラント語に興味を持つ小樽市民らが14日夜、交流会「極東ロシアと小樽の市民交流を考える」を市内の飲食店で開いた。
出席したのは、ロシア国立極東工業大(ウラジオストク市)のアンドレイ シピロフ助教授(28)。17日から苫小牧市で開かれる第62回道エスペラント大会に参加するため来道した。このほか、札幌のエスペラント連盟会員や市内の団体職員や建設作業員など30-70代の日本人男女8人。エスペラント語に初めて接した人もいた。
くつろいだ雰囲気の中、参加者はエスペラント語で家族や仕事など身近な話題を話し合い、話せない人には同連盟会員が通訳。身ぶり手ぶりを織り交ぜて話す人など表情はさまざまで、シピロフさんは熱心に耳を傾けていた。
シピロフさんは「日ロのエスペランチストが今後も訪問し合い、交流の輪を広げたい」と流ちょうなエスペラント語で話し、交流会に満足した様子だった。