第75回北海道エスペラント大会 報告
- La 75-a Hokkajda Kongreso de Esperanto -
Jen estas raporto pri la 75-a Hokkajda Kongreso de Esperanto
okazonta en Sapporo la 2an/oktobro, 2011.
Hokkajda Esperanto-Ligo
Raporto pri la 75-a Generala Kunsido de Hokkajda Esperanto-Ligo
第75回北海道エスペラント大会・連盟総会 報告
KAWAI Yuka (Sekretario)/川合由香(事務局長)
去る10月2日(日)、「かでる2.7」(札幌市)において、第75回北海道エスペラント大会が開かれました。午前中は連盟総会、午後は来年の目本大会招致に関する現地実行委員会拡大会合、終了後にバンケードを持ちました。
横山委員長(道立衛生研究所勤務)が放射能がらみのお仕事で土日も出勤、北海道大会には遅れて参加されたので、代わって事務局長から連盟総会の報告をいたします。
前日からの急数な冷え込みと雨のためか、事前のanoncoが不十分だったためか、参加者わずか11名(うち1名は川合の子供)といういささか寂しい連盟総会になってしまいました。11名というのは、2005年の第69回大会(登別市にて開催)の11名と並ぶ過去最低の数字です。戦時中よりも少ない!日頃会員録の管理をしている事務局長としては非常なショックと危機感をおぼえました。HELには道外在住の会員も少なくありませんが、それを考慮に入れても、参加者数が会員数の1/5というのでは、一口に言って「活動は低調」と認めざるを得ません。総会でもそこが話題の中心になりました。
「La Espero」斉唱で連盟総会開始。後藤義治氏を議長に選出し、議案書(「Heroldo de HEL」前号とともにお送りしたもの)に沿って議事が始まりました。
広報部・研究教育部からの事業報告と次年度活動方針は議案書通りに承認されました。
焦点となったのは、事務局・機関誌部からの報告と方針案です。「(各種行事ヘの一般参加者や、札幌エス会・苫小牧エス会にだけ入っている人に)組織(HEL)加入の利点を感じてもらう必要がある」という川合の報告に対し、「HELは広域団体なので、個々の会員にサービスが行き渡らず、入る利点が見つけづらい」という指摘がありました。「HELからのサービスは、端的に言って機関誌しかない」との発言(後藤義治氏)に呼応して「簡単ではないが、機関誌には改良の余地がある」といくつかの提案が出されました。「外部の人に漫画を頼む」「連載読み物を載せる」「懸賞つきクイズを載せる」「誌面を(一部でもよいので)カラー化する」「イラストを入れる」「行間を空ける(高齢者が増えているので、老眼対策)」などです。このうち、最後のものだけはその場で決定、次号から(この号から)適用、となりました。他の改良案も、できるところから実行に移し、「読まれる機関誌」(星田氏)にしてゆこう、と決まりました。
決算報告と予算案は滞りなく承認されました。
議案書にあるとおり、連盟規約改正案が出され、満場一致で可決されました。第13回改正の内容は、連盟会費に新たに「失業者等割引会費1千円(失業・被災等により生活に困窮する会員は委員会への自己申告によってこの会費を払うことができる)」を設けたことです。生活苦を理由にHELやエスペラントから遠ざかる会員が出ないようにしたいという趣旨が支持されました。
やや難航したのが委員人事です。2011年度の委員のうち、樺山裕介・中田実・切替英雄の3氏が辞任されました。3名減っても主要な役職は維持できるのですが、「減ってしまった分を空席にしておくのはよくない」との声があがり、新たに末永章子・山下博子・小渕修子の3氏が委員に選ばれました。正直に書けば、総会に参加された非・委員のうち、相対的にお若い方々を拝み倒した、というのが実態ではあります。3氏に感謝するとともに今後のご活躍に期待します。人事を済ませて議長解任、記念撮影をして総会は終了しました。
バンケードは道庁前の「KKR札幌」で。総会参加者11名が全員出席し、和やかに談笑しました。「KKR札幌」は来年の日本大会のバンケード会場(仮予約済み)
なので、その下見も兼ねました。
来年の北海道大会は、少なくとも今年を上回る参加者を得たいものです。最後に、今年の参加者名を挙げます:横山裕之・星田淳・児玉広夫・小渕修子・末永章子・後藤純子・後藤義治・阿部映子・山下博子・川合由香・川合晴.(敬称略)。
(Heroldo de HEL N-ro 138から抜粋)
第75回北海道エスペラント大会報告
日時:10月02日(日)
場所:道民活動センター
かでる2・7 (札幌市中央区)
参加者:11人
現在,北海道連盟は,来年の日本エスペラント大会の札幌開催に向けて,一切のエネルギーを注いでいる。例年,北海道大会は2日間にわたって開催し,講演や演芸を外部の方にお願いしているのだが,今年は連盟総会と拡大LKK会合のみを1日で行う変則的な大会とした。これは異例のことで,参加者の少なさ(過去最低)につながったともいえるが,逆に,「お楽しみ」を入れるだけの体力が現在の連盟にないというのもまた事実である。
"La Espero" 斉唱で開会。議論は「連盟未加入の道内エスペランチスト(実はたくさん?いる)に加入の利点を感じてもらうにはどうしたらよいか」に集中した。課題として浮上したのが北海道の地理的な「広さ」である。「連盟からのサービスが個々の会員に行き渡らず,加入の利点が見つけづらい」「連盟からのサービスは,端的に言って機関誌しかない」といった意見が出て,機関誌の誌面充実を図ることが当面の目標となった。拡大LKKでは,委員以外の参加者に準備の進捗状況を伝え,今後の協力を求めた。新委員を選出して閉会。
来年の日本大会のバンケード会場に予定している「KKR札幌」に場所を移してバンケード。大会参加者11人全員が出席して歓談した。 (報告:川合由香)
Raporto pri La 75a Hokkajda Kongreso de Esperanto. (Kawai Yuka)
("La Revuo Orienta", N-ro 1082, decembro 2011, p.35から抜粋)