1999年4月24日 第1版発行
発行所: 社団法人 日本ローマ字会
発行者: 社団法人 日本ローマ字会 会長 梅棹忠夫
© Copyright 社団法人日本ローマ字会 1999. All rights reserved.
この文書は、国際日本語学会日本ローマ字会(以下「(社)日本ローマ字会」とかく)が提案する日本語のローマ字表記方式である「99式」(きゅうきゅうしき)の内容を説明したものです。
この「99式」の原案は、1996年2月11日に(社)日本ローマ字会の理事会において承認され、同会の機関誌 "Roomazi Sekai" の1996年4月号 (No. 636) で『「あたらしいローマ字つづり」(社)日本ローマ字会の案』として発表されました。その後、1996年5月3日の(社)日本ローマ字会の総寄合にて、当 面のあいだ、(社)日本ローマ字会の「試案」として、試験的に使用してゆくことが承認されました。
その後、1999年4月24日の(社)日本ローマ字会の総寄合において、"Roomazi Sekai" の1998年12月号 (No. 668) の別刷りで発表された修正案をとりいれたかたちで、(社)日本ローマ字会の日本語のローマ字つづり方式として正式に承認されるとともに、その名称を「99 式」とさだめました。この名称の由来は、この方式が西暦1999年に作成されたことにちなむものです。
この方式は、今後(社)日本ローマ字会が発行するすべての文書のローマ字がき日本語文に対して適用されます。ただし、(社)日本 ローマ字会の会員・非会員をとわず、個人、または(社)日本ローマ字会以外の団体が、その個人名・団体名で発表する文書に対しては、それが(社)日本ロー マ字会が発行する文書の一部として掲載されるとしても、このかぎりではありません。
日本語のローマ字表記を、日本語をかきあらわす唯一無二の表記法、すなわち「正書法」としてのローマ字表記としてかんがえるのではなく、カナ漢字まじり表記が正書法であるあいだの、カナ漢字からローマ字への「翻字」 (英語で transliteration) としてのローマ字表記としてかんがえます。2. 「カナにしたがう」
発音にもとづく「音にしたがったローマ字つづり」ではなく、基本的には音にしたがいながらも、最終的には「カナ文字でどうかかれているか」にもとづく、「カナにしたがったローマ字つづり」としてかんがえます。3. 「ふりがな方式」
漢字、およびカタカナの長音記号(ー)は、「ふりがな」のカナ文字にしたがって、ローマ字にかきうつします。
「翻字法としてのローマ字」、「カナにしたがう」、および「ふりがな方式」というみっつの原理によって、「長音の表記」という概念はなくなります。具体的には、これまでの「長音の表記」はつぎのようになります。(注: 「カナにしたがう」という原理により、これらの発音がほんとうに長音かどうかということは問題とはなりません。)
- ひらがな の<あ><い><う><え><お>、およびカタカナの<ア>< イ><エ><オ>でかきあらわされる長音は、カナのとおり に<a><i><u><e><o>でかきます。
例: おとうさん otousan おかあさん okaasan おねえさん oneesan おにいさん oniisan おおきい ookii ちいさい tiisai バレエ baree ボウル bouru - 漢字は、「ふりがな」になおして、上記1の場合とおなじようにかきます。
例: 空港(くうこう) kuukou 大阪(おおさか) Oosaka 京都(きょうと) Kyouto 経済(けいざい) keizai 生命(せいめい) seimei - カタカナの長音記号(ー)は、直前の母音字でかきます。(幼児むけの絵本の「ふりがな」とおなじ。)
例: ブレーメン (ぶれえめん) Bureemen コンピューター (こんぴゅうたあ) konpyuutaa バレー (ばれえ) baree ボール (ぼおる) booru
「翻字法としてのローマ字」という原理にもとづき、「99式」では、外来語を日本語の表記のなかにおいてどうかきあらわすべきか ということにはふれません。ただし、「カナにしたがう」という原理にもとづいて、こんにちカナ文字表記において外来語をかきあらわすためにもちいられてい るあらゆるカナ文字つづり7)について、ローマ字つづりへの翻字の規則をさだめます。
つまり、英語の violin からきた外来語のカナ文字表記は<バイオリン>か<ヴァイオリン>かとか、外来語のなかで「完全に日本語化したもの」と「外国語 としての意識がのこっているもの」の弁別とか、外来語をカタカナでかくか、もとの言語での文字のつづりのままかくか、とかいったことに結論をだすのではな く、「翻字法としてのローマ字」という原理にもとづき、カナ文字表記でのゆれはそのままに、しかしもれなく、ローマ字にかきうつすことができるようにしま す。
また、ここでも、「カナにしたがう」、および「ふりがな方式」の原理にもとづき、発音ではなく、カナ文字でどうかかれているかによってローマ字にかきうつします。
具体的には、つぎのように、母音字と子音字のあいだに<y>か<w>か<j>をいれます。
- イ列のカナ+ちいさい<ャ><ィ><ュ><ェ><ョ> (イ列ヤ行拗音をあらわすカナ文字つづり) は、<-y->。
例: キャ kya キィ kyi キュ kyu キェ kye キョ kyo シャ sya シィ syi シュ syu シェ sye ショ syo - ウ列のカナ+ちいさい<ァ><ィ><ゥ><ェ><ォ> (ウ列ワ行拗音をあらわすカナ文字つづり)は、<-w->。
例: クァ kwa クィ kwi クゥ kwu クェ kwe クォ kwo スァ swa スィ swi スゥ swu スェ swe スォ swo 例外:
- ファ行、ホァ行、フャ行
ファ行のカナ文字つづりのローマ字つづりは、この規則にしたがうと<hw->となるところですが、国内における現在の慣習4)5)6)とタイプのしやすさを考慮し、これらはホァ行のつづりとし、ファ行は<f->とします。また、フャ行は<fy->とします。
ファ fa フィ fi フゥ fu フェ fe フォ fo ホァ hwa ホィ hwi ホゥ hwu ホェ hwe ホォ hwo フャ fya フュ fyu フョ fyo - ツァ行、ヅァ行、トァ行
ツァ行のカナ文字つづりのローマ字つづりは、この規則にしたがうと<tw->となるところですが、つづりと発音の関係の国際的なうけいれられやすさを考慮し、これらはトァ行のつづりとし、ツァ行は<ts->とします。ツァ行のカナ文字に濁点がついたヅァ行のカナ文字 つづりのローマ字つづりは、<t->でかくタ行に濁点がついたダ行が<d->、<s->でかくサ行に濁点がついたザ 行が<z->ですから、本来<dz->となるところですが、<ジ><ヂ><ズ>< ヅ>(いわゆる「よつがな」)のローマ字つづりの区別については、現在の公的標準2)3)4)5)にならい、ズァ行と区別せずに<zw->でかくことを基本とします。しかし、ズァ行とヅァ行とを厳密に区別する必要があるときには、ヅァ行を<dz->でかくことにします。
ツァ tsa ツィ tsi ツゥ tsu ツェ tse ツォ tso ヅァ zwa [dza] ヅィ zwi [dzi] ヅゥ zwu [dzu] ヅェ zwe [dze] ヅォ zwo [dzo] トァ twa トィ twi トゥ twu トェ twe トォ two - エ列のカナ+ちいさい<ャ><ィ><ュ><ェ><ョ> (エ列ヤ行拗音をあらわすカナ文字つづり) は、<-j->。
テャ tja ティ tji テュ tju テェ tje テョ tjo デャ dja ディ dji デュ dju デェ dje デョ djo - ヴァ行のカナ文字つづりは、英語の /v/ 音(有声歯唇摩擦音)をあらわすつづりなので、そのローマ字つづりは<v->とします。ただし、じっさいに英語の /v/ 音で発音しているかどうかは問題とせず、カナ文字で<ヴ->とかかれているかどうかにしたがいます。また、ヴャ行は<vy->で かきます。
ヴァ va ヴィ vi ヴ vu ヴェ ve ヴォ vo ヴャ vya ヴュ vyu ヴョ vyo
はじめに、これは「カナにしたがう」という原理の基本的なことがらですが、直音をあらわすカナ文字つづり、すなわち拗音化をあら わすちいさいカナ文字 の<ャ><ュ><ョ><ァ><ィ><ゥ><ェ><ォ> をともなわずに、おおきいカナ文字1文字だけであらわされるカナ文字つづりは、その発音をよりどころとするのではなく、五十音図において「どの行のどの列 の文字か」にもとづいてローマ字にかきうつします。「行」は子音に対応し、「列」は母音に対応します。(注: 前節Cですでにのべた拗音をあらわすカナ文字つづりは、この直音をあらわすローマ字つづりの母音字と子音字とのあいだに、前節Cでのべた規則によっ て<y>か<w>か<j>をいれてかきあらわすのです。)
まず、母音をあらわすア行のカナ文字である、ひらがなの<あ><い><う>< え><お>、およびカタカナの<ア><イ><ウ><エ><オ>のローマ 字つづりは、<a><i><u><e><o>とします。(注: この基本的な部分では音にしたがっています。すなわち、<a><i><u><e><o>の ローマ字の国際的に一般的とおもわれる発音にもとづいて、カナ文字との対応をきめています。)
カ行のカナ文字、ひらがなの<か><き><く><け><こ>、お よびカタカナの<カ><キ><ク><ケ><コ>は、母音字のまえにkをつけ て、<ka><ki><ku><ke><ko>とかきあらわします。同様に、サ行 は<s>、タ行は<t>、ナ行は<n>、ハ行は<h>、マ行は<m>…、といったぐあいで す。(注: この部分も、基本的に母音字のときとおなじように音にしたがっています。すなわち、各行のカナ文字の発音の代表的とおもわれる子音と、それぞれのローマ字 の国際的に一般的とおもわれる発音にもとづいて、カナ文字との対応をきめています。)
つまり、現在おこなわれている国内標準2)、あるいは国際標準3)と 同様に、<ち><チ>というカナ文字は<ti>というローマ字つづりで、<つ><ツ>とい うカナ文字は<tu>というローマ字つづりでかくのですが、これらは、かつて日本式ローマ字つづりがヘボン式ローマ字つづりに対しておこなっ たように音韻論にもとづいて正当化されるのでありません。つまり、<ち><チ>というカナ文字や<つ>< ツ>というカナ文字の発音がどうだからとか、こうだからとかいうことではなくて、それぞれ、「タ行のイ列の文字」だから<t>と<i>で<ti>とかき、「タ行のウ列の文字」だから<t>と<u>で<tu>とかく、という原理によって正当化されるのです。
「カナにしたがう」という原理にもとづくと、助詞の、/エ/と発音する<へ/ヘ>のカナ文字と、/ワ/と発音す る<は/ハ>のカナ文字は、それぞれ<he><ha>とかくことになります。こんにち一般におこなわれている、いわ ゆる「訓令式」1)2)や「ヘボン式」4)5)6)では、音にしたがって<e><wa>とかくことが慣習となっていますし、国際標準3)や米国標準4)、英国標準5)でも、音にしたがって<e><wa>とかくことになっています。「99式」では、例外としてこれらの習慣を尊重することにします。助詞の<を/ヲ>も同様に<wo>ではなく<o>とかきます。ただし、国際標準3)にも「厳密翻字」(英語で stringent transliteration) として規定されているとおり、カナ文字のとおりに<he><ha><wo>とかいてもよいことにします。
そのほかの、カナ文字つづりとローマ字つづりの対応の全貌については、付録Aの表1aから表6を参照してください。
- 柴田武博士が提唱する「東大システム」のおおわくを尊重し、最小限以下の主要点をふまえたものとします。(「田丸文法」8)は基準としません。)
- 単語は、自立語、付属語にかかわらず、一部の例外をのぞいて独立させ、ひとつづりにかく。
- 例外a.
- 形容動詞は原則として語幹と活用語尾「だ」を分割し、語幹、語尾ともにいつも独立させます。(形容動詞完全分割)
例: kirei da, kirei darou, kirei datta, kirei de, kirei ni, kirei na, kirei nara - 例外b.
- 助動詞のうち、「そうだ/そうです」(伝聞)、「そうだ/そうです」(様態)、「ようだ/ようです/みたいだ/みたいです」(比況/推量)は、語幹と活用語尾「だ」を分割し、語尾はいつも独立させます。
例: kaku sou da, kakisou da(例外cを参照), kaku you da, kaku mitai desu - 例外c.
- 助動詞のうち、「せる/させる」、「れる/られる」、「たい」、「ない/ぬ/ん」、「た/だ」(完了)、「う/よう」(推量/未来)、および「そうだ/そうです」(様態)の語幹は、まえにたつ活用語につなぎます。
例: kakaseru, kotaesaseru, kakareru, kotaerareru, kakitai, kakanai,
kakanu, kaita, yonda, kakou, kotaeyou, kakisou da- 例外d.
- 助詞のうち、接続助詞の「ば」、「て/で」、「たり/だり」は、まえにたつ活用語につなぎます。
例: kakeba, kaite, yonde, kaitari, yondari - 例外e.
- サ変動詞「する」と名詞・副詞などの単語との複合語は、ひとつづりにせず、それぞれをいつも独立させます。
例: koi suru, renraku suru, son suru, gakkari suru - 名詞は、一般に小文字はじめとする。(普通名詞を大文字はじめにはしない。)
- 昭和十二年九月二十一日内閣訓令第三號『国語ノローマ字綴方統一ノ件』, 大蔵省印刷局, 1937年
- 昭和二十九年二月九日内閣告示第一号『ローマ字のつづり方』, 大蔵省印刷局 , 1954年
- ISO 3602:1989 Documentation -- Romanization of Japanese (kana script) , International Organization for Standardization, 1989年
- ANSI Z39.11-1972 American National Standard System for the Romanization of Japanese, American National Standards Institute, 1972年
- BS 4812:1972 BRITISH STANDARD SPECIFICATION FOR THE ROMANIZATION OF JAPANESE, BRITISH STANDARDS INSTITUTION, 1972年
- J. C. ヘボン(編), 『和英語林集成』(第三版), 1887年
- 平成三年六月二十八日内閣告示第二号『外来語の表記』, 大蔵省印刷局, 1991年
- 田丸卓郎(著), 『ローマ字文の研究』, 財団法人日本のローマ字社, 1920年
- *
- 平成三年六月二十八日内閣告示第二号『外来語の表記』(1991年)の第1表の右欄にふくまれるカナ文字つづり。
- **
- 平成三年六月二十八日内閣告示第二号『外来語の表記』(1991年)の第2表にふくまれるカナ文字つづり。
- ( )
- 昭和二十九年十二月九日内閣告示第一号『ローマ字のつづり方』(1954年)の第1表、および ISO 3602:1989 のいずれにもふくまれないカナ文字つづりとローマ字つづり。
- [ ]
- 厳密翻字(とくにもとのカナに忠実にかきうつす必要があるときにつかう。)
ア列 -a | イ列 -i | ウ列 -u | エ列 -e | オ列 -o | |
---|---|---|---|---|---|
ア行 | 1 あ ア a |
2 い イ i |
3 う ウ u |
4 え エ e |
5 お オ o |
カ行 k- |
6 か カ ka |
7 き キ ki |
8 く ク ku |
9 け ケ ke |
10 こ コ ko |
サ行 s- |
11 さ サ sa |
12 し シ si |
13 す ス su |
14 せ セ se |
15 そ ソ so |
タ行 t- |
16 た タ ta |
17 ち チ ti |
18 つ ツ tu |
19 て テ te |
20 と ト to |
ナ行 n- |
21 な ナ na |
22 に ニ ni |
23 ぬ ヌ nu |
24 ね ネ ne |
25 の ノ no |
ハ行 h- |
26 は ハ ha1 |
27 ひ ヒ hi |
28 ふ フ hu |
29 へ ヘ he2 |
30 ほ ホ ho |
マ行 m- |
31 ま マ ma |
32 み ミ mi |
33 む ム mu |
34 め メ me |
35 も モ mo |
ヤ行 y- |
36 や ヤ ya |
37 (いぃ イィ yi) |
38 ゆ ユ yu |
39 いぇ イェ** ye |
40 よ ヨ yo |
ラ行 r- |
41 ら ラ ra |
42 り リ ri |
43 る ル ru |
44 れ レ re |
45 ろ ロ ro |
ワ行 w- |
46 わ ワ wa4 |
47 (ゐ ヰ wi4) |
48 (空白) |
49 (ゑ ヱ we4) |
50 を ヲ o [wo5] |
ガ行 g- |
51 が ガ ga |
52 ぎ ギ gi |
53 ぐ グ gu |
54 げ ゲ ge |
55 ご ゴ go |
---|---|---|---|---|---|
ザ行 z- |
56 ざ ザ za |
57 じ ジ zi |
58 ず ズ zu |
59 ぜ ゼ ze |
60 ぞ ゾ zo |
ダ行 d- |
61 だ ダ da |
62 ぢ ヂ zi [di3] |
63 づ ヅ zu [du3] |
64 で デ de |
65 ど ド do |
バ行 b- |
66 ば バ ba |
67 び ビ bi |
68 ぶ ブ bu |
69 べ ベ be |
70 ぼ ボ bo |
パ行 p- |
71 ぱ パ pa |
72 ぴ ピ pi |
73 ぷ プ pu |
74 ぺ ペ pe |
75 ぽ ポ po |
ア列 -a | イ列 -i | ウ列 -u | エ列 -e | オ列 -o | |
---|---|---|---|---|---|
キャ行 ky- |
76 きゃ キャ kya |
77 (きぃ キィ kyi) |
78 きゅ キュ kyu |
79 (きぇ キェ kye) |
80 きょ キョ kyo |
シャ行 sy- |
81 しゃ シャ sya |
82 (しぃ シィ syi) |
83 しゅ シュ syu |
84
しぇ シェ* sye |
85 しょ ショ syo |
チャ行 ty- |
86 ちゃ チャ tya |
87 (ちぃ チィ tyi) |
88 ちゅ チュ tyu |
89
ちぇ チェ* tye |
90 ちょ チョ tyo |
ニャ行 ny- |
91 にゃ ニャ nya |
92 (にぃ ニィ nyi) |
93 にゅ ニュ nyu |
94 (にぇ ニェ nye) |
95 にょ ニョ nyo |
ヒャ行 hy- |
96 ひゃ ヒャ hya |
97 (ひぃ ヒィ hyi) |
98 ひゅ ヒュ hyu |
99 (ひぇ ヒェ hye) |
100 ひょ ヒョ hyo |
ミャ行 my- |
101 みゃ ミャ mya |
102 (みぃ ミィ myi) |
103 みゅ ミュ myu |
104 (みぇ ミェ mye) |
105 みょ ミョ myo |
リャ行 ry- |
106 りゃ リャ rya |
107 (りぃ リィ ryi) |
108 りゅ リュ ryu |
109 (りぇ リェ rye) |
110 りょ リョ ryo |
ア列 -a | イ列 -i | ウ列 -u | エ列 -e | オ列 -o | |
---|---|---|---|---|---|
ギャ行 gy- |
111 ぎゃ ギャ gya |
112 (ぎぃ ギィ gyi) |
113 ぎゅ ギュ gyu |
114 (ぎぇ ギェ gye) |
115 ぎょ ギョ gyo |
ジャ行 zy- |
116 じゃ ジャ zya |
117 (じぃ ジィ zyi) |
118 じゅ ジュ zyu |
119 じぇ ジェ* zye |
120 じょ ジョ zyo |
ヂャ行 zy- [dy-] |
121 ぢゃ ヂャ zya [dya3] |
122 (ぢぃ ヂィ zyi) [dyi3] |
123 ぢゅ ヂュ zyu [dyu3] |
124 (ぢぇ ヂェ zye) [dye3] |
125 ぢょ ヂョ zyo [dyo3] |
ビャ行 by- |
126 びゃ ビャ bya |
127 (びぃ ビィ byi) |
128 びゅ ビュ byu |
129 (びぇ ビェ bye) |
130 びょ ビョ byo |
ピャ行 py- |
131 ぴゃ ピャ pya |
132 (ぴぃ ピィ pyi) |
133 ぴゅ ピュ pyu |
134 (ぴぇ ピェ pye) |
135 ぴょ ピョ pyo |
ア列 -a | イ列 -i | ウ列 -u | エ列 -e | オ列 -o | |
---|---|---|---|---|---|
ウァ行 w- |
136 (うぁ ウァ wa4) |
137 うぃ ウィ** wi4 |
138 (うぅ ウゥ wu) |
139 うぇ ウェ** we4 |
140 うぉ ウォ** wo5 |
クァ行 kw- |
141 くぁ クァ** kwa |
142 くぃ クィ** kwi |
143 (くぅ クゥ kwu) |
144 くぇ クェ** kwe |
145 くぉ クォ* kwo |
スァ行 sw- |
146 (すぁ スァ swa) |
147 (すぃ スィ swi) |
148 (すぅ スゥ swu) |
149 (すぇ スェ swe) |
150 (すぉ スォ swo) |
ヌァ行 nw- |
151 (ぬぁ ヌァ nwa) |
152 (ぬぃ ヌィ nwi) |
153 (ぬぅ ヌゥ nwu) |
154 (ぬぇ ヌェ nwe) |
155 (ぬぉ ヌォ nwo) |
ムァ行 mw- |
156 (むぁ ムァ mwa) |
157 (むぃ ムィ mwi) |
158 (むぅ ムゥ mwu) |
159 (むぇ ムェ mwe) |
160 (むぉ ムォ mwo) |
ルァ行 rw- |
161 (るぁ ルァ rwa) |
162 (るぃ ルィ rwi) |
163 (るぅ ルゥ rwu) |
164 (るぇ ルェ rwe) |
165 (るぉ ルォ rwo) |
ア列 -a | イ列 -i | ウ列 -u | エ列 -e | オ列 -o | |
---|---|---|---|---|---|
グァ行 gw- |
166 ぐぁ グァ** gwa |
167 (ぐぃ グィ gwi) |
168 (ぐぅ グゥ gwu) |
169 (ぐぇ グェ gwe) |
170 (ぐぉ グォ gwo) |
ズァ行 zw- |
171 (ずぁ ズァ zwa) |
172 (ずぃ ズィ zwi) |
173 (ずぅ ズゥ zwu) |
174 (ずぇ ズェ zwe) |
175 (ずぉ ズォ zwo) |
ブァ行 bw- |
176 (ぶぁ ブァ bwa) |
177 (ぶぃ ブィ bwi) |
178 (ぶぅ ブゥ bwu) |
179 (ぶぇ ブェ bwe) |
180 (ぶぉ ブォ bwo) |
プァ行 pw- |
181 (ぷぁ プァ pwa) |
182 (ぷぃ プィ pwi) |
183 (ぷぅ プゥ pwu) |
184 (ぷぇ プェ pwe) |
185 (ぷぉ プォ pwo) |
ア列 -a | イ列 -i | ウ列 -u | エ列 -e | オ列 -o | |
---|---|---|---|---|---|
ツァ行 ts- |
186 つぁ ツァ* tsa |
187 つぃ ツィ** tsi |
188 (つぅ ツゥ tsu) |
189 つぇ ツェ* tse |
190 つぉ ツォ* tso |
ヅァ行 zw- [dz-] |
191 (づぁ ヅァ zwa [dza3]) |
192 (づぃ ヅィ zwi [dzi3]) |
193 (づぅ ヅゥ zwu [dzu3]) |
194 (づぇ ヅェ zwe [dze3]) |
195 (づぉ ヅォ zwo [dzo3]) |
トァ行 tw- |
196 (とぁ トァ twa) |
197 (とぃ トィ twi) |
198 とぅ トゥ** twu |
199 (とぇ トェ twe) |
200 (とぉ トォ two) |
ドァ行 dw- |
201 (どぁ ドァ dwa) |
202 (どぃ ドィ dwi) |
203 どぅ ドゥ** dwu |
204 (どぇ ドェ dwe) |
205 (どぉ ドォ dwo) |
ファ行 f- |
206 ふぁ ファ* fa |
207 ふぃ フィ* fi |
208 (ふぅ フゥ fu) |
209 ふぇ フェ* fe |
210 ふぉ フォ* fo |
ホァ行 hw- |
211 (ほぁ ホァ hwa) |
212 (ほぃ ホィ hwi) |
213 (ほぅ ホゥ hwu) |
214 (ほぇ ホェ hwe) |
215 (ほぉ ホォ hwo) |
ヴァ行 v- |
216 う゛ぁ ヴァ** va |
217 う゛ぃ ヴィ** vi |
218 う゛ ヴ** vu |
219 う゛ぇ ヴェ** ve |
220 う゛ぉ ヴォ** vo |
ア列 -a | イ列 -i | ウ列 -u | エ列 -e | オ列 -o | |
---|---|---|---|---|---|
テャ行 tj- |
221 (てゃ テャ tja) |
222 てぃ ティ* tji |
223 てゅ テュ** tju |
224 (てぇ テェ tje) |
225 (てょ テョ tjo) |
デャ行 dj- |
226 (でゃ デャ dja) |
227 でぃ ディ* dji |
228 でゅ デュ* dju |
229 (でぇ デェ dje) |
230 (でょ デョ djo) |
ア列 -a | イ列 -i | ウ列 -u | エ列 -e | オ列 -o | |
---|---|---|---|---|---|
フャ行 fy- |
231 (ふゃ フャ fya) |
232 (空白) |
233 ふゅ フュ** fyu |
234 (空白) |
235 (ふょ フョ fyo) |
ヴャ行 vy- |
236 (う゛ゃ ヴャ vya) |
237 (空白) |
238 う゛ゅ ヴュ** vyu |
239 (空白) |
240 (う゛ょ ヴョ vyo) |
241 ん ン (はねる音のカナ) n ただし、母音字6や、 y、w のまえでは n' 。 |
242 っ ッ (つまる音のカナ) 直後の子音字7で かきあらわす。 |
243 ー (長音記号) 直前の母音字6で かきあらわす。 |
- 助詞の、/ワ/と発音する<は><ハ>は、<wa>とかくことを基本としますが、カナ文字のとおり<ha>とかいてもよいことにします。
- 助詞の、/エ/と発音する<へ><ヘ>は、<e>とかくことを基本としますが、カナ文字のとおり<he>とかいてもよいことにします。
- <じ><ジ>と< ぢ><ヂ>、および<ず><ズ>と<づ><ヅ>は、ふつうは区別せずにすべ て<z->でかきますが、<じ><ジ>を<ぢ><ヂ>と、および< ず><ズ>を<づ><ヅ>と、それぞれ厳密に区別する必要があるときには、<d->をつかって [ ] でかこんだつづりのようにかきます。
- つぎのカナは、ふつうは区別せずに<w->でかきます。
- <わ><ワ>と<うぁ><ウァ>
- <ゐ><ヰ>と<うぃ><ウィ>
- <ゑ><ヱ>と<うぇ><ウェ>
- <を><ヲ>と< うぉ><ウォ>は、ふつうはそれぞれ<o>と<wo>とかきますが、<を><ヲ> を<お><オ>と厳密に区別する場合には、<を><ヲ>を<wo>とかきます。
- 「母音字」とは、<a>、<i>、<u>、<e>、<o>をさします。
- 「子音字」とは、母音字でも<y>でも<w>でも<j>でもないローマ字をさします。
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